播州清水寺 大刀特別展示
紅葉の時期に行こうと思っていたのですが、少し遅れてしまいました。
でも、まだ綺麗な色を残しているところもあったので遅い秋を楽しめました。
今回の一番の目的は「大刀特別展示」
坂上田村麻呂が奉納したと伝えられる大刀3振のうち2振が重要文化財に指定されて以来の展示です。36年ぶりだとか。播州清水寺では初めて。
3振のうち1振がソハヤと言われています。そうソハヤ。
審神者はあの刀剣男士が思い浮かびますよね。私もですww
ウツスナリの彼は静岡に所蔵されています。いつか行きたい!
大刀の展示は11月末までと迫っていますが、これから向かう方のお役に立てば嬉しいです。
では、記録も兼ねて…。
相野駅までJRで向かいました。
そこからはバスに乗るのですが、お寺まで行くバスは1日2往復。
乗り遅れるわけには行きません…。
相野駅を10時20分発、清水寺に11時6分着。念のため丁度良い時間に着く電車より1本早く行きました。
バス停で1時間くらい待つことになるのですが、それで正解でした。
バスが来て座っていたら、ちょうど良い時間の電車が到着。どんどん来る乗客。
最終的にバス1台に詰め詰めになっても乗りきれず、運転手さんが電話して臨時便を手配していました。兵庫陶芸美術館に向かう人も多いようです。
ぎゅうぎゅうの車内で約50分分かかります。座りたい方は早めにバス停に向かいましょう。
運賃は580円。PiTaPaも使えました。それに加えて入山料500円が必要。こちらは現金のみ。どちらもバスを下車する際に支払い、運転手さんからお寺のパンフレットを受け取ります。
往復バスを利用する人は、車内で1DAYパスを購入したほうがお得です。
窯元や陶芸美術館やこんだ薬師温泉(めっちゃ行きたかった)を経由して播州清水寺に到着。
帰りのバスは12時8分と14時50分のみ。のみ!!注意です!!!
私はゆっくり拝観したかったので14時50分にしました。
(2017年11月23日の時間ですので、実際に行かれる際はご確認ください)
振りかえれば山、山、山。
ポケットWiFiを持ってない私「…………」
道にそって歩けば薬師堂や鐘楼、おかげの井戸などがあります。
朱印は大講堂の中で受け付けてくれます。
時間によってはかなり並ぶので、空いている時間を狙うのが良さそうです。
バスが到着して少し経ったくらいの時間は混みます。逆に帰りのバスの時間が近づくと空くようです。
熊野に行った時に始めようと思っていたのですが、良い機会なので西国三十三カ所霊場納経帖をいただきました。
大刀特別展示は本坊にて。拝観料を支払い中に入るとすぐに展示室です。そこでポストカード集なども販売されていました。入口にはあの方の姿も…w
傷みや欠けが多い刀です。でもそこに今も世に存在してくれている事へのありがたさがあるように思います。
私は両刃に浪漫を感じるのですが、二号大刀にもやはり大きな浪漫を感じます。
(スマホ撮影で申し訳ない…)
この大刀に持たされた意味や価値は、1000年以上存在し続けてきた意味でもきっとあるのですよ。
所有者との歴史、ここに奉納されたこと、簡単には語れないくらいの時代が経ってまたここに展示されているということ。それを私が見ているということ。
上手に言葉にはできませんが、その流れのなかにある人達に感謝したい。
私「人の想いを仮託された物、権威を象徴した物」にとても弱いのです。それ系で卒論書いたくらいで…(年代や時代が全然違いますが。日本でもない)
他に拝観者がいないタイミングだったので、下から上からうっとりしてました。
パネルも展示されているので読んで確認しに行き、またパネルを読んで…楽しかった…(語彙などない)
1号大刀も良き…とっても良き…。
(スマホ撮影で略)
根本中堂では30年に1度の御開帳をされています。こちらも11月末まで。
拝観料を納めて中に入ると左手に塗香をいただけます。手にすりこみいち礼して奥へ。
ぜひ内陣拝観をしてもらいたいです。次回は30年後…。
こちらでは特別御朱印があります。内陣拝観をすると御守もいただけました。
本坊で拝観した大刀2振(+未展示の1振)を模した版画が入っているそうです。
出すわけにはいきませんから、このまま御守として持ち歩きたいと思います。
帰りは1時間ほど前からバスが来ています。
中で出発まで待ち相野駅へ。
車があればもっと楽に行くことができると思いますが、もう6年運転していない私は電車とバスで。
時間を気にしつつになりますが、それでも楽しい1日を過ごすことが出来ました。
帰宅しても塗香の良い香り(^^)